2007年3月15日
SIMMマドリード国際ファッションウィーク 07/08秋冬にむけたベスト・プレタポルテをチェック

展示会の様子
概 要:
出展社数: 1.060
展示面積: 36.200㎡
会場: マドリード見本市会場(Parque Ferial Juan Carlos I, Madrid)
コンタクト:
Feria de Madrid (IFEMA)
28042 Madrid
Tel.: (+34) 91 772 30 00
次回日程:
2007年8月31日-9月2日
2月16日から18日に開催された最新のSIMMマドリード国際ファッションウィークには、延べ21,216名の業界関係者が訪れ、そのうち2,287名は海外からの来場者でした。ポルトガル、イタリア、ギリシャ、フランス、イギリス、ドイツ、トルコ、ロシア、モロッコ、日本、そして中国からの来場者が特に多く見られました。前回2006年9月の回から14.3%上昇したこの数字は、このファッションイベントの国際的な重要性がますます高まってきていることを示しています。

ADÑ

TMX

ナウロベール
世界22カ国からの合計1,060社の出展社が、07/08秋冬に向けてメンズウェア、レディスウェア、ファーおよびアクセサリーを発表しました。SIMMマドリード国際ファッションウィークは、来場者数および出展社数の両面から見て、ヨーロッパのファッション見本市の中で、第2位の地位をしっかりと確保しています。
ファッションの「芸術的」側面
ADÑとして知られるスペイン・ファッションデザイナーズ協会(The Artistic Association of National Fashion Designers from Spain)は、人気の高いジョイント・スタンドで、協会メンバーのコレクションを発表しました。デザイナーたちは、来場者が直接触れてみられるように、ていねいに注意深く展示されたガーメントの中に座席をしつらえました。こうした作品の中で展示されていたのは、アントニオ・アルバラード(Antonio Alvarado)の「マジェスティック・ブラック・ルーム(Majestic Black Room)」、有名アーティストにインスパイヤされたカルメン・マルチ(Carmen March)のコレクション、カルロス・ディエス・ディエス(Carlos Diez Diez)の不遜なコレクション、フアンホ・オリバ(Juanjo Oliva)の初のメンズウェアコレクション、デザイナーズ・デュオ、ロッキング・ショッキング(Locking Shocking)による「バイポーラー(Bipola)」などでした。

ヌリア・アイメリック

ホタ・マス・ヘ

パブロ・イ・マヤヤ
永遠のフェミニン
だからといって、SIMMマドリード国際ファッションウィークは伝統的手法に反対しているのではありません。トラディショナルな日常着の展示も数多くありました。フラメンコ(Flamenco)では、コートから、赤やオレンジのカラフルなシャツまで、あらゆるアイテムに取り入れられたファブリック、ベルベットを用いたあざやかなヒッピー調のシックが健在でした。コレクションの中心は、優雅でアーバンな効果をプラスするボタンが付いた、トレンチコートをアレンジした「タントラ(Tantra)」コートでした。フラメンコの、充実したディテールのカラフルなドレスとファンタジーなコートは、過ぎし日のベルサイユの壮麗な世界へと私たちを誘ってくれます。
セルバッチ(Selvagi)は、ブラウン、グリーン、オレンジのアーシーな色彩が特徴のフルレンジの商品ラインで、シャーウッドの森と魅力的なロビン・フッドの世界へのちょっと変わった旅へと、私たちを連れて行ってくれます。ウルトラ・タイトなパンツが、ピュアな「プリンス・オブ・チーブス(Prince of Thieves)」スタイルのたっぷりとしたボリュームのあるスカートやバギー・ジャンパーと並んでコレクションを特徴づけていました。

エレナ・カンセル

ローラ・カサデムント

モ・バイ・マリア・ロカ
官能的で全体的にアーバン・シックなスタイルは、ラガ(Laga)の最新デザインです。マキシ・バッグやショッピングバッグとのコーディネートで着こなすシャツドレスの1970年代の幾何学プリントが特徴です。TMXは、レギンスのトップスとして着るようデザインされた、身体にぴったりとしたダスキー(黒っぽい)ドレスやラップ・アラウンドタイプのジャンパーなどで、ニットウェアとファッションがとても密接な関係になれることを改めて証明して見せました。装飾を避けながらも構造化されたスタイルを求めて、ナウロベール(Naulover)は、1940年代の帽子とスカーフで仕上げて着こなす強化ジャケットとセットでアースカラーの膝丈スカートを作りました。
ミレイア・ビスベ(Mireia Bisbe)およびマチルデ・カノ(Matilde Cano)は、きらびやかなフラメンコスタイルのイブニング・ガウンの中に真のスペイン・スタイルを追い求めました。ヌリア・アイメリック(Nuria Aymerich)は、大人のドレスをそっくり小さくして女児用イブニングドレスのコレクションを展示しました。黒とチョコレートブラウンといった色調やボートネックライン、フリルスカート、透ける素材も女児用イブニングラインに取り入れられています。
エスパシオ・シベレス(Espacio Cibeles)は、再び、スペインのコレクションからの有名ブランドを見つけだす場所となりました。アンドレス・サルダ(Andrés Sardá)の魅惑的なランジェリー、ホタ・マス・ヘ(Jota Mas Ge)、モンテシーノス(Montesinos)、メルセデス・デ・ミゲル(Mercedes de Miguel)、シタ・ムール(Sita Murt)による最新コレクションがすべて展示されていました。

カシオペア

アルバ・コンデ

ドラップ
デラックスなアクセサリー
帽子デザイナー、パブロ・イ・マヤヤ(Pablo y Mayaya)は「ラ・インエスペラーダ(La Inesperada/思いがけないもの)」と題したコレクションを展示しました。このコレクションは、21世紀のエッジの効いた最先端建築と印象的に組合せられた1930年代のきらめくようなハリウッドの魅力にあふれています。彼らの帽子やヘッド・ドレスからは直線が消え、ファイバーグラスが官能的な効果を生み出しています。ダスキーな黒と赤がキーカラーです。
エレナ・カンセル(Elena Cáncer)は、エイジド加工されたゴールド製でヘビィな雰囲気のブレスレット(手首に巻くタイプの)ジュエリーで、私たちをブラック・アフリカの世界へと連れて行ってくれます。先ごろ、グラノジェルスにトップクラスの新施設をオープンしたばかりのローラ・カサデムント(Lola Casademunt)も、カラービーズをあしらったペンダント、マルチループ・タイプのロングネックレス、ダマスクのディテールが施されたバッグなどにゴールドを用いています。
モ・バイ・マリア・ロカ(Mo by María Roca)は、魅力的な2つの製品ライン‐1つ目はオーカー色の小粋なベルベットバッグのシリーズ、2つ目はスウィングするようなロンドン・スタイルが特徴の2色のエナメル革のデザインシリーズ‐に非常にヴィンテージな面をプラスしました。このデザイナーは、もちろん自分自身のベーシックを忘れてはいません。彼女のベーシック、それは、私たちの祖母の世代に愛され、そして流行に敏感な現代の消費者を楽しませ喜ばせる形が特徴の、エイジド加工されたメタルで装飾が施されたバッグです。

フォルトゥナタ

ラガ

タントラ
ビーチクチュール(Beachcouture)は最高級品質のレザーバッグを展示しました。ビーチクチュールのデザイナー・トリオはまた、流行に左右されないランジェリー・コレクションを最新のものに整え、グレー、黒、ネイビーのダークな色調の豪華なボイル・ウールに加えて、シルクとタフタをアウターウェアに使用していました。ビーチクチュールと同様に新鮮な感覚をもたらしてくれたのは、カシオペア(Casiopea)によるクリエーションでした。カシオペアは、本当に若い女の子のための、そして「ハートが若い女の子」のためのTシャツを展示していました。
ファーにとってのヴィンテージ・イヤー
イベルピエル・ペレテリア(Iberpiel Peletería)は、ホセ・ルイス・アズナレス(José Luis Aznárez)による特徴的なテールが目を惹くウエストを絞ったフロックコートの官能的なコレクションを届けてくれました。フローラルのアップリケとびっしりとあしらわれたクリスタルが、赤と黒のガーメントにファンタジーなテイストをプラスしています。高級ファーアトリエ、ミゲル・マリネロ(Miguel Marinero)は、アストラカン、ミンク、リンクスのボリュームのたっぷりとしたデザインを展示していました。一方、ブルー・リボン(Blue Ribbon)は、日常着としてデザインされたマルチカラーのコートやボンバー・ジャケットにフレッシュな表情をプラスしました。ファーの持つ優れた暖かさと非常に幅広い多様性を利用することに大変熱心なデザイナーたちによって、マドリードコレクション(シベレス)における、ファー部門の重要性はますます高まりを見せています。

エリオ・ベランイエール

ピラール・ビダル

メルカデル
新スタイルのSIMM
8月31日から9月2日の日程で開催される次回のSIMMマドリード国際ファッションウィークでは、来場者も出展社も、よりユーザー・フレンドリーな歓迎を受けることになるでしょう。次回のSIMMマドリード国際ファッションウィークは、全く新しいスタイル、今までとは違ったレイアウト、そして最新のインテリアデザインで、再スタートを切ることになるのです。また次回からは、マスコットキャラクター、シミー(Simmy)を起用することになっています。シミーは楽しいことが大好きなモダンな女の子で、SIMMマドリード国際ファッションウィークが今まさに遂げようとしている変化を象徴的に表現するものです。
新しいプロジェクトでは、SIMMマドリード国際ファッションウィークは、それぞれ特徴を持つ8つのエリアに分けられます。それぞれのエリアはファッションが持つ異なる側面にスポットライトを当てたものです。「ガラ(Gala)」では、厳選された高級デザインに焦点を当てます。一方「ディーバ(Diva)」は、大胆で魅力的なデザインを集めます。「アルマ(Alma/魂)」はさらに4つのサブ・セクションに分けられることになっています:「アルマ・アイレ(Alma Aire/魂の風)」はトレンド・ベースのワークショップです。「アルマ・エネルヒーア(Alma Energía/魂のエネルギー)」はフォルムを追求します。「アルマ・ティエラ(Alma Tierra/魂の大地)」は天然のテクスチャーに視線を向けています。そして「アルマ・アグア(Alma Agua/魂の水)」は水着のセクションです。そしてベーシックなコンテンポラリーファッションを見つめなおすなら「エテルナ(Eterna/永遠 )」が最適です。「アラス(Alas/翼)」では、テクノロジー、革新的なパターンカッティング、そして素材の選択のミックスを見ることができます。「リブレ(Libre/自由)」では、クールで都会的なデニム・ベースのスタイルが展示されます。そして最後「ベソス(Besos/キス)」は、幅広い製品スタイルと製品哲学を備えた、時代の最先端を行くトレンド・コレクションから構成されることになっています。
スペインの見本市についてもっと知りたい方は マドリードコレクション(パサレラ・シベレス)07/08秋冬 バルセロナコレクション(パサレル・ラ・バルセロナ)07/08秋冬
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