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特集
  • 2007年4月06日

    SIPIEL国際レザーウィーク、堂々の開催

    • 展示会の様子

  • 概 要:

    出展社数: 681

    展示面積: 33.700

    会場: マドリード見本市会場(Parque Ferial Juan Carlos I, Madrid

     

    コンタクト:

    Feria de Madrid (IFEMA)

    28042 Madrid

    Tel.: (+34) 91 772 30 00

     

    modacalzado@ifema.es

    iberpiel@ifema.es

    www.semanapiel.ifema.es

     

    次回日程:

    2007年9月28-30日

323日から25日の間、マドリード見本市会場で第19SIPIELが開催されました。ベルギー、ブラジル、フランス、ドイツ、イタリア、ルクセンブルグ、メキシコ、モロッコ、ペルー、ポーランド、ポルトガル、スペイン、英国から総計681社が、33,700 m2の会場に、07-08年秋冬コレクションを出展しました。SIPIEL2つのセクションに分かれています。モダカルサード(国際靴展)は最新のシューズを、イベルピエル・マロキネリーア(レザーグッズ展)はレザーグッズの最新トレンドを見るまたとないチャンスです。

29,400 m2に及ぶモダカルサードの会場には、588社が出展し、その眺めは壮観でした。特許出願のレザー、従来より先が長く丸みを帯びたラウンド・トゥ、あらゆる形とサイズのプラットフォームは、ヒールが物言う堂々たる冬の装いが演出されていました。

  • ハイメ・マスカロ

  • バラッツ

  • フルーシャ

その代表的なブランドが、ペドロ・ガルシアPedro García)でした。この堂々とした今回のコレクションの目玉が特許出願のレザーです。黒が主流でしたが、ヒールの太いベージュのショート・ブーツもありました。プラットフォームはまだ健在ですが、今回はラウンドトゥで、スワロフスキーのクリスタルをあしらったベロアのバレエシューズが輝いていました。チョコレート・ブラウン、黒、グレイ、ピンクが人気のカラーとなりそうです。

エスパドリーユは夏の商品という考え方を完全に無視しているのが、カスタニェールCastañer)です。メタリック・シェードと特許出願のレザーが、冬のシューズに新しいアングルを加味しています。このブランドは、新商品のスポーツシューズとさまざまなバレエパンプスを出展していました。スペイン国外では、カスタニェールは今でも圧倒的な成功を収めています。最近、日本、イタリア、メキシコだけでなく、地元のマドリードにもショップをオープンしました。それでもまだ足りないとばかりに、パリのセレクトショップ、コレットは、カスタニェールのブランドのエスパドリーユをレディスの主要アイテムトップ101つに挙げています。

もう1つの老舗ブランド、ハイメ・マスカロJaime Mascaró)は、70年代、80年代を連想させるオートクチュール向けのデザインを出展していました。どの商品ラインにもローヒールと中ヒール、ラウンドトゥとスクエアトゥ、イブニング・スチレット・ヒールが用意されています。その中でも最も目を引いたのが、アニマル柄のオリジナリティ溢れるブーツでした。マスカロの最新ブランド、プリティバレリーナス(Prettyballerinas)は、現在ロンドンにショップがありますが、ガールズ向けコレクションだけでなくレディス向けの幅の狭いコレクションもスタートさせました。

この仕事を60年間続けてきたポンス・キンターナPons Quintana)は、この見本市では顔なじみですが、驚くほど高いウェッジ、ライニングのあるクレープのプラットフォームを出展していました。そのカルメンシリーズは、スポーツタイプのラウンドトゥと高いウェッジへとモデルチェンジされましたが、モカシンには、スエードと特許出願のレザーまたはファーのコンビネーションが使われ、目を引きました。

  • ピコリーノスのブース

  • カラガンの広告

  • ゴリラのブース

マヨルカ島のシューズ専門店バラッツBarrats)は、都会の女性向けにデザインされた平底のショートブーツとシューズ、アシンメトリーなウェッジを出展していました。メンズシューズは、古き良き英国風を忠実に再現し、アウターソールは細部まで行き届いた仕上げの、履き心地のよい、ぴったりとした細身の茶と黒のクラシック・デザインでした。このブランドは、マヨルカ島のブティック(ハイメIII5)をリニューアルし、Barrats.netというフル・スケールのeカタログ・サイトを立ち上げました。

ロトゥーセ(Lottusse)は、冬のコレクションに2つの新しい商品ライン、バロックン・フォーク(Barock’n’folk)とコムン・ギャルソン(Comme un garçonを出展しています。その名の通り、最初の商品ラインは、手作りのシューズとメタル・トリミングという非常に変わったスタイルの組み合わせです。もう1つは、英国風のクラシック・メンズ・カジュアルです。黒が、ロトゥーセの好むカラーです。

  • ティグリッソ・バイ・パトリシア

  • ドロテアの広告

  • prettyballerinas.comのブース

ピコリーノスPikolinos)の来冬のチョイスは、スクエアトゥのバレエシューズとしわ加工ブーツです。商品ラインには、手織りの柔軟さを特徴とするカジュアル・コンフォートライン、ラ・パルマ(La Palma)が含まれます。ピコリーノスは、メンズ・シューズとブーツに、床革のディテール、金属鋲とベルクロをふんだんに使ったスポーティなデザインのフェンカラール(Fuencarralをデザインしました。

エルガル(Hergar)グループは、2007年第二四半期に中国にオープン予定の3つのショップの仕上げにかかっています。エルガルグループは、モダカルサードで最も人目を引くスタンドの1つに、カラガンを出展しています。同様に、キッズ・ブランド、ゴリラ(Gorila)も、新しいゴリラ・アダプタクション(Gorila Adaptaction)モデルを出展していました。どのような負荷にも耐え、どのような動きにも対応できるように特にデザインされたこのモデルは、クッション効果のある中敷と、どのような表面にも適合できる、サイズが変わるアウターソールを組み合わせたものです。

パトリシアPatricia)は、履き心地優先の同名のパトリシア、スタイリッシュ・ピンクのディスプレイの大胆なヤングブランド、ティグリッソTigrisso、最先端のPTC3つのブランドを別々のスタンドに出展していました。6月には中国への出店もありそうです。

  • フルチョスのブース

  • サチャ・ロンドンの広告

  • パナマ・ジャックの広告

ホコモモラ・バイ・シビラJocomomola by Sybilla)は、古びた革を使った、丸みを抑えたトゥのさまざまなシューズとブーツと同時に、カラフルな60年代のスタイルを出展していました。「Peace & Love」のスローガンを掘り込んだ金属のアップリケと赤、黒、黄土色のナチュラルな色合いが人目を引きました。

今回のモダカルサードでは、履き心地のよさ、エコロジー、技術革新が合言葉となっていましたが、その好例が、バイオステップBiostep)でした。草木染のレザーを使ったナチュラルテーストのシューズは、より環境にやさしい素材を求め、クロム塩と重金属の使用を避けていました。幅に余裕を持たせて足にフィットする解剖学的見地から考案された中敷と、天然ゴムを使用した非常に柔軟性に富んだアウターソールの人間工学に基づくシューズの履き心地は保証済みです。ATFバイオテクノソフト(ATF Biotecnosoft)は、モダンなスタイルで、履き心地が最高の100%天然のソフトな皮革から出来たラバー・ウェッジを使用したクラシックなデザインです。

  • モ・バイ・マリア・ロカのブース

  • カッツ

  • ドラップ

モダカルサード展に出展したブランドのなかには、留まるところを知らない勢いのあるブランドもあることが証明されています。フルチョスFluchos)は、グローバルに資金を募り、すでに配当金を出しています。最近では、フランスのMIDEC(靴展)のル・エスカペ・クリスタル(L’Escarpin de Cristal賞で、「今年のブランド、2006年」に選ばれています。フルーシャ(Fluxá)は、21日にオスロ・ファッションショーに参加し、現在はロシア・ファッションウィークに参加しています。このブランドは、ポーランドとスロベニアにショップをオープンしたばかりで、モスクワのブティックも、さらに立地条件のよい場所へ移転しました。ブラコ(Brako)(カルサードス・エボリ(Calzados Évori))は、日本人デザイナーと契約し、日出国へ進出する準備を万端整えています。このブランドは、すでにその生産量の70%を輸出しています。

4,276 m2の展示会場に展開するイベルピエル・マロキネリーアには、ドイツ、スペイン、インド、イタリア、ポルトガル、モロッコから、93社が07/08秋冬コレクションを出展しています。

オリンポOlimpo)は、スエードとクロコダイルのエッチング加工が施された牛革に挑戦しました。ディテールには、バックステッチと真鍮または光沢のあるニッケルの留め金を使用しています。旅行用品には、スチール仕上げの金具の付いた黒または茶のレザーと牛革のスーツキャリア、トロリーケース、レザーバッグがあります。

  • ウアッド・メダニ

  • オット・エ・モア

  • アマンテ

錆色のゴールドとメタリックなディテールが、プントトレスPuntotres)ラインの重要な特徴です。総生産量の75%を輸出している同社は、クラシックなアプローチを取っています。コレクションには、特許出願のレザーを使用したゴールドメタリック仕上げの大型の都会風なデザインが含まれています。プントトレスは、特に日本やロシアなど、世界各地に小売店舗を展開しています。

マリア・ロカ(María Roc)によるモーMo)が出展した、狂騒の1920年代を思わせるベルベットと特許出願のレザーを使ったビンテージ・バッグも、もう1つの魅力的な品揃えです。カッツCats)は、赤と黒、さらにここでも特許出願のレザーを好んで使っていましたが、ドラップDrap)は、サテンの風合いの赤を使い、ありとあらゆるサイズと形を取り揃えていました。レザーウェアでは、ムンペルMunper)が、明るい色使いであっても抑えたエレガンスを演出する一方、モンレアルMonreal)の特徴は、ファーの袖口、折り襟とヘムの付いた寒い日にぴったりのコートでした。

SIPIELは単なる見本市以上のものであり、さまざまなイベントが同時に開催されていました。サパテアンド(Zapateandoは、3年前に他界したフラメンコ・ダンサーのアントニオ・ガデスを称えて、エルダ靴博物館が主催した展示会です。他の偉大な舞踏手(サラ・バラス、ホアキン・コルテス、エバ・イエルバブエナ、マリア・パゲス、クリスティーナ・オヨス、アントニオ・エル・バイラリンなど)が履いた11足のダンスシューズとオーカ・レレ、ハビエル・サラス、ジェンズやオウトゥムロなど著名な写真家が撮影した偉大な舞踏手の踊る姿も展示されていました。

  • ラピス・デ・オロ展

  • サパテアンド展

  • トレンド・ショーケース

その他のイベントには、これもまたエルダ靴博物館の主催による、デザイナーのためのラピズ・デ・オロ(Lápiz de Oroコンペティションの受賞者を特集する展覧会、SIPIELに出展したベスト・コレクションのいくつかを展示するモダカルサード・トレンド・ショーケース、また、第二回モダカルサード・ファッションショーなどがありました。