2009年2月17日
スペインファッションウィーク
Van-Dos のブース
概 要:
スペイン出展社数: 346
展示面積: : 25,000㎡
会場 : Feria de Madrid
コンタクト:
Feria de Madrid (IFEMA)
28042 Madrid
Tel.: (+34) 91 772 30 00
http://www.semanamoda.ifema.es
次回日程:
2009年7月16日-18日
第61回マドリード国際ファッションウィーク(SIMM)に、17ヶ国から1,039を超えるブランドが参加し、2009/10秋冬シーズンに向けたファッションデザインが集結しました。プレタポルテのみならず、ますます多くのファッションアクセサリーが出展されているこの見本市に、数多くのスペインブランドが参加しました。
冬のニットウェア
ニットウェアを専門に扱う数々のスペインブランドのブースにおいて、さまざまな魅力を持つニットウェアが提案されていました。コレクションの中でこれを証明しているのが、アナウベ(Anauve)の独創的なニットボレロや斬新な飾り結びをあしらったショールです。オレンジレッドやフーシャなど、ナチュラルさにいっそうの力強さや気楽さを融合させた色合いが特徴のコレクションです。
ディクトンズ(Diktons)は、70年代からインスピレーションを得たデザインで、ニットをさらに珍しい素材と組み合わせています。体にぴったりフィットするAラインのドレス、セーター、そしてジャケットなどが、そのテクスチャーを調和させることにより、たとえばサテンがメリノウールとコントラストを成すような「特殊な効果」を生み出しています。ディクトンズは、モスクワの百貨店、ロッテプラザにショップ・イン・ショップをオープンしたばかりです。また、上海や北京でも新たな販売拠点について現在交渉中であり、中東での事業拡大も進めています。
Anauve
Diktons
Anauve
TMXもまた、70年代からインスピレーションを得ています。ゆったりしたフィット感のセーターやカーディガンは、ネックやラペルがとても大きく仕上げられています。落ち着きのあるグレーやブラック、ネイビーブルーとコントラストを成しているのは、ニットやサテン、フランネルでできておりプリーツやフリルをあしらったアシンメトリックな洋服のバイオレット、ボトルグリーン、そしてスキンカラーなどの色です。
ナウロベール(Naulover)の2009/10秋冬コレクションは、ジャッキー・ケネディやオードリー・ヘップバーンの黄金期を思い起こさせます。襟元のエレガントなスカーフやストールが、千鳥格子やヘリンボーン柄のデザインに温かみを添えています。今シーズンは、これらの柄に深紅や生成りなど、新しい色彩が使われています。無地やメッシュのジャケットにボイルドウールのウェストコートを組み合わせると、完成されたスタイルが出来上がります。
民族色が強く表れているのは、ヴァン-ドス(Van-Dos)によるコレクションで、ペルーのアンデスやコロニアル文化からインスピレーションを得ています。そのため、ナチュラルな色彩(生成り、アルパカ色、ストーン)をチョイスして、パープルやグリーン、オレンジなど強いインパクトのある色と組み合わせています。
モデルチェンジしたクラシック
「アート」がホタ・マス・ヘ(Jota Más Ge)の新しいコレクションのタイトルです。ホタ・マス・ヘの3つのライン(カジュアル、アーバン、パーティー)ではシュールレアリズムを活用して抽象的な模様を編み出し、これによってトロンプ・ルイユ(騙し絵)やきわめてインパクトの強い色彩を創りあげようとしています。ウールなどのとても柔らかいファブリックは、組み合わせによってさまざまな着こなしを実現するアイテムがそろう冬のコレクションを特徴付けています。今シーズン、この企業は企業イメージを刷新し、それがこのブースにも反映されています。
Naulover
Jota Mas Ge
Mercedes de Miguel
キナ・フェルナンデス(Kina Fernández)は、SIMMで「ディフシオン・バイ・キナ(Difusión by Kina)」および「サラ&K (Sara & K)」のラインを発表しました。「ディフシオン・バイ・キナ」は、完ぺきなカットのクラシックなジャケット、天然素材で作られたスーツ、ピュアウールの洋服などがそろいます。より斬新で大胆な「サラ&K」は、さまざまな魅力のニットアイテムを組み合わせた若さあふれるファッションがそろいます。
メルセデス・デ・ミゲル(Mercedes de Miguel)の2009/10秋冬コレクションには、トレードマークである手描きのプリントも含まれています。繊維素材とレザーを組み合わせて大変念入りに仕上げたコートやアウターに、この手作業によるプリントがますます多く用いられています。もっともロマンティックなデザインは、フランネルなどのメンズライクなファブリックから作られており、リボンをあしらったグレーやモーブのドレスが目を引きます。メルセデス・デ・ミゲルは最近ドバイに進出したばかりですが、香港への進出も間近に迫っています。
夢を届ける色彩
ママタヨエ(Mamatayoe)は、そのコレクションを、画家ボスの3連祭壇画になぞらえて「ザ・ガーデン・オブ・ディライト(快楽の園)」と名づけました。はつらつとして楽しく、「エイジレス」なデザインには、アストゥリアスでの手作業によるシルクスクリーンのプリントと、花、木、虫などが描かれ象徴性にあふれる有名な作品「快楽の園」からインスピレーションを得た刺しゅうがほどこされています。このブランドはイタリアに150ヶ所、そしてフランスにも多数の販売拠点を展開しており、生産量の40%を輸出しています。
Mamatayoe
Mamatayoe
Ian Mosh
バスクのブランド、ラガ(Laga)は、ゴールドのストライプと合わせることによってグレンチェックに新たな魅力を与えながら、くすんだ色合いや70年代風の模様にもこだわっています。ミリタリージャケットは繊細なラインでフェミニンに仕上げられています。そして、思わず手に取りたくなるようなスナップ付きバッグや、レトロなスーツケースの上品なラインなどのデザインがあふれています。
Laga
Laga
Drap Barcelona
もっとも自由奔放なスタイルを提案しているのはイアン・モシュ(Ian Mosh)です。ゆったりとした洋服はロマンティックでエスニックなスタイルを備え、さらにこのブランド独特の味わいもあります。
パーティーのきらめき
SIMMでもっとも華やいでいるのは、ドラップ・バルセロナ(Drap Barcelona)です。ウールやファー、刺しゅうをほどこしたレザーなどが、次の冬に向けたバッグや財布をファンタジーでいっぱいにしています。このブランドは、新しい2009/10秋冬コレクションで、ニットウェアの品揃えを拡充しており、クラシックなボレロやショールにつやのあるジャケットを組み合わせてコレクションを完成させています。
イビサ発のパーティースタイルを届けてくれたのはチャロ・ルイス(Charo Ruiz)です。バレアレス諸島出身のデザイナー、チャロ・ルイスは、ホワイトやフローラルプリントを用いて、超ロング丈で軽やかな「アドリブ(ad lib=その場で好みのバリエーションが楽しめる)」ファッションを追求しており、スモックや、かぎ針編みのディテールを組み合わせた繊細なボレロなどが提案されています。
Charo Ruiz
Pablo y Mayaya
Pablo y Mayaya
マティルデ・カノ(Matilde Cano)はサテンで仕上げたボリュームたっぷりの豪華なイブニングドレスを、ヌリア・アイメリック(Nuria Aymerich)は膝丈の軽やかなドレスを提案して、スペインブランドによるSIMMのパーティースタイルを締めくくりました。
シックなアクセサリー
パーティースタイルを完ぺきに仕上げるには、パブロ・イ・マヤヤ(Pablo y Mayaya)のすばらしいヘッドドレスが欠かせないでしょう。「ゴールド・フィーバー(Gold fever)」コレクションは、私たちを19世紀末の女性たちへといざなってくれます。その当時のファッションを生み出すのに使われていた素材を活用して、厚みと重みのあるタペストリーのヘッドドレスを作っています。濃いオレンジ色やオークル、くすんだローズ、ブラウン、そしてスレート色などが、このブランドのデザインの大きな特色となっています。斬新な剣闘士スタイルのヘルメットなどがそろう、もっとも洗練されたラインは、シベレス(マドリード・ファッションウィーク)のアンドレ・サルダ(Andrés Sardá)のショーで披露されます。
Mo by María Roca
Mo by María Roca
Mo by María Roca
また、モ・バイ・マリア・ロカ(Mo by María Roca)の新しいコレクションもヴィンテージの雰囲気を醸し出しています。アニマルプリントとさまざまな色彩を組み合わせ、さまざまなテクスチャー使いを楽しんでいるレトロなバッグ、財布、そしてスカーフがそろっています。新たな試みとして、モ・バイ・マリア・ロカは初の洋服のコレクションを発表しました。このコレクションは12種類のモデルがあり、パフやプリーツがふんだんに取り入れられています。色はブラックとくすんだローズのコンビ、もしくはブラックと生成りのコンビです。このブランドの2009年~2010年の事業拡大計画では、アメリカとアラブ首長国連邦への進出が予定されています。
Alexandra Plata
Alexandra Plata
Magrit
さらに盛りだくさんなのはアレクサンドラ・プラタ(Alexandra Plata)のジュエリーコレクションです。スターリングシルバーにアメジストをあしらったライン「ディバイン(Divine)」と優美さを競い合うのは、ローズクォーツにスターリングシルバーを組み合わせた「ロマンス(Romance)」で、オリジナルの宝石によるタイピンやチョーカー、さまざまな長さのイヤリング、シルバーと宝石から作られるブレスレットなどがそろっています。昨年夏、アレクサンドラ・プラタはニューヨークにショールームをオープンしました。世界35ヶ国以上に展開し、輸出が売上の50%を占めています。
小物の締めくくりとなるのは、SIMMでプレビューが披露された、マグリット(Magrit)の2009/10秋冬コレクションから、アニマルプリントのスティレットヒールのシューズです。
あらゆるエスニックへの愛着
エスニックでカラフルなスタイルを忠実に守るフラメンコ(Flamenco)は、SIMMで、メインのシリーズと子供向けのラインを発表しました。それとともに、XLサイズのシリーズ「プラス・マス(+Mas)」も発表しました。このブランドは、これらすべてのラインにおいて、たくさんの刺しゅうをほどこしたドレスやミニドレスそしてシャツに、帝政ロシアをほうふつとさせる精彩な装飾のベルベットのコートやジャケットを組み合わせたスタイルを追求しています。
Yokana
Lola Casademunt
Flamenco
人気のアーティストがデザインする「ロサリオ(Rosario)」シリーズで、ヨカナ(Yokana)は、ドレスやシャツに思い切った色使いや、ナチュラルなファブリックとシルク、シフォン、ライクラなどの組み合わせを試みました。これらのドレスやシャツにはおそろいのバッグもあります。また、このブランドは、SIMMを、メンズウェアのコレクションを発表する場としました。このコレクションは、いっそうはっきりした色使いでありながらも、天然素材にこだわっています。
宝石のきらめきがあふれていたのはローラ・カサデムント(Lola Casademunt)のブースです。彼女はSIMMでヒッピースタイルのネックレスのラインを発表しました。これらのネックレスにはエレクトリックブルーなどの強い色彩が用いられていました。また、別のシリーズでは、強い色のアイテムにゴールドを巧みに組み合わせていました。とても大ぶりでエスニックな雰囲気が漂うゴールドのバングルのシリーズが、彼女のデザインを完成させていました。
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