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特集
  • 2009年1月21日

    ブレッド&バターのストリートウェアがバルセロナを席巻

    • ホコモモラ・バイ・シビラのスタンド

  • 概要:

    スペイン出展社数:70

    展示面積: 130,000 ㎡

    会場: Fira de Barcelona

     

    コンタクト:

    BREAD & butter Berlin GmbH
    Münzstrasse 13
    D 10178 Berlin

    http://www.breadandbutter.com

     

    次回日程:

    2009 年07月1~3日

1月21日から23日まで、世界の約100ヶ国から800を超えるブランドと約80,000人の業界関係来場者が、第16回ブレッド&バターに集いました。バルセロナで開催されるのは今回が最後となるこの見本市では、2009/10秋冬シーズンに向けたストリートウェアの最新トレンドが紹介されました。

  • 見本市への来場者

  • シャボン玉

  • 見本市への来場者

アーバンファッション
リュクスなストリートウェアがクスト・バルセロナ(Custo Barcelona)を際立たせるしるしです。ウォッチ、フレグランス、レースアップブーツ、70年代のグラフィックで彩られたスニーカーなどの小物類を広いディスプレイスペースに展示することで、このブースは正真正銘の「クスト・ワールド」に生まれ変わりました。ここでの主役は、エスニックでサイケデリックな新しいプレタポルテコレクションです。純色のTシャツドレス、対照的なテクスチャーのゆったりサイズの洋服、明るいプリント、虹色の光沢仕上げ、そしてメンズコレクションで多数見られる絞り染めが、クストの新しいデザインの主な特徴です。

  • Custo Barcelona

  • Custo Barcelona

  • Custo Barcelona

多くの称賛を受けるにふさわしいのはカンペール(Camper)のブースでした。未来の図書館をイメージした設定は、日本のデザイン事務所、nendoとのコラボレーションによるものです。バレアレス諸島を拠点とするカンペールの「アイコン的」なモデルであるペロタス(Pelotas)、ペウ(Peu)、イマール(Imar)、そしてブラザーズ(Brothers)に、ドイツ人デザイナーのヘルガ・ジョンゲリウス(Helga Jongerius)が独自の特色を与えています。レディスシューズはブーツやヒールのあるモデルなど、よりスタイリッシュなデザインが特徴です。メンズシューズは新しいライン「チリミリ(Chirimiri)」が発表され、6時間の耐水性を備えたウォータープルーフデザインも登場しました。

  • Camper

  • Camper

  • Camper

アルマンド・バシ(Armand Basi)は、もっとも都会的でカジュアルなコレクションを提案しています。幾何学的なプリントや、「色あせ効果」を加えた明るい色彩が卓越しており、完ぺきなカットから生まれた繊細なデザインは、赤紫色、グレー、およびワインレッドなどで彩られています。メンズのシャツやニットにはネイビーやパープル、グレーやモスグリーンを採り入れました。牛の角でできた高いヒールのオックスフォードスタイルのアンクルブーツや、さまざまな色のスニーカー、マーカス・ルプファーによるレディスライン、ワン(One)がコレクションを完成させています。

  • Armand Basi

  • Florentino

  • Armand Basi

フロレンティーノ(Florentino)のブースでは、トレンドのアイテムが大きな役割を果たしていました。クラシックなシャツ、ニット、そしてカレッジスタイルのジャケットはネイビー、グレー、フォレストグリーンの色合いでまとめ、それに合わせて、魅力あるストーンカラーのスウェードのスニーカーや、さまざまなテクスチャーを融合したブラックのスニーカーなどを選びました。これらのスニーカーはパッド入りで、メタリックトウまでほどこされています。

トレンドを作り出すストリートウェア
ブレッド&バターがバルセロナで開催されるようになって以来、デスイグアル(Desigual)がこの見本市の出展オファーを受け入れなかったことはありません。それでもなお、このストリートウェアブランドは、この見本市会場のあちこちに白いオーバーオールを着た「絵描き」を配して、来場者に色鮮やかなブランドの袋を配らせていました。「みんなで世界をより良いものに(All together making world better)」というスローガンのもと、デスイグアルは、新しいコレクションの中で、パッチワークやはっきりした太いバックステッチ、サイケデリックなミックスプリントなどをふんだんに採り入れたエスニックスタイルを追求しました。このブースで際立っていたのは、デスイグアルのファンにとっての必須アイテムであるバッグやコートでした。

  • Desigual

  • Desigual

  • Desigual

スカンクファンク(SkunkFunk)は、さまざまな形のバッグ、財布、そして帽子がそろうラインで、小物類の色にウォーターグリーンを選びました。くっきりした迷彩柄のプリントもこのコレクションの大きな特色です。スカンクファンクの高級ライン、SFKでは、斬新なカットや官能的なシルクのドレスを、メンズでは、ジャケットやニーハイブーツがそろう落ち着きのあるレトロなバイカースタイルなどを追求しました。

エル・ナチュラリスタ(El Naturalista)は、「インカ(Inca)」のラインから、滑らないラバーソールをほどこした新しいデザインのアンクルブーツ、ニーハイブーツ、シューズを出展しました。新たな特徴としては、クラシックなクロッグをレッグウォーマーやマフラーとコーディネートしました。エル・ナチュラリスタは、「アンバー(Amber)」のシリーズを拡充して、よりスタイリッシュなモデルを展開し、色あせたグリーンのクラシックなエンブレムは、今回ブルーとライラックの色になっています。現在、売上の90%を輸出が占めており、その商品は世界45ヶ国で販売されています。

  • El Naturalista

  • Neosens

  • The Art Company

さらにインパクトが強いのはネオセンス(Neosens)のデザインです。だからこそこのブランドのモットーは「高度な表現(High expression)」なのです。オーガンザのリボンや印象的なヒールをあしらい、ブロンズで仕上げたオックスフォードスタイルのアンクルブーツは、姉妹ブランドのジ・アート・カンパニー(The Art Company)のデザインとともに、その魅力を華やかに競い合っています。ジ・アート・カンパニーは、ストラップパンプス、レースアップブーツ、ひざ丈のブーツ、そしてバレーリーナシューズなど、あらゆる商品にタータンチェックを選んで用いています。同社は、売上の80%を輸出が占めており、パリに店舗を有しています。

  • Vaho Works

  • Uno de 50

  • Vaho Works

リサイクルされた素材からショルダーバッグを作り出したバオ・ワークス(Vaho Works)、海をモチーフにした最新の幾何学的ファッションアクセサリーのコレクションを用意したウノ・デ・シンクエンタ(Uno de 50)も、ブレッド&バターの最新エディションに登場しています。

最高にスタイリッシュな足元
チエ・ミハラ(Chie Mihara)は、今回も最高にフェミニンなシューズを披露しました。異なる素材(スウェード、レザー)や異なるテクスチャー(なめらかさと粗さ、マットとシャイニー)をひとつの靴に融合させたプラットフォームシューズによって、80年代風の雰囲気を持った、特に豪華でぜいたくな装いを生み出しています。グレーやブラウン、グリーンなどのナチュラルな色合いとバナナヒールが、彼女の2009/10秋冬コレクションの主流となっています。

  • Pretty Ballerinas

  • Chie Mihara

  • Pretty Ballerinas

スタイリッシュなプリティ・バレリーナス(Pretty Ballerinas)は履き心地が良くシックなものを追求しました。レース、宝石、飾りのブローチなどの豪華な素材使いが目を引くラグジュアリー・コレクション(Luxury Collection)、そしてベルベット製で甲部分にブランドのロゴをあしらったオリジナルのレディススリッパのシリーズで、次のシーズンに向けた品揃えを拡充しています。

さらにスイートになったのは、ホコモモラ・バイ・シビラ(Jocomomola by Sybilla)のコレクションです。ここでデザイナーのカロリナ・ブラスケス(Carolina Blázquez)がデビューしています。この若手デザイナーは、60年代の雰囲気漂うゆったりしたドレスを繊細な植物の模様やロマンティックな幾何学模様で彩って、寒い冬に明るく気楽なイメージを吹き込みました。これらのドレスは、スウェードやレザーの明るい2色使いのストラップパンプスとコーディネートできます。

おなじみの「大きな頭の」人形が主役になっているペパ・ラブズ(Pepa Loves)は、今回もブレッド&バターで「いちばんポップな」ブースを用意してくれました。そのコレクションでは、ツイードを若さあふれる演出で提案し、ビッキーチェックをふんだんに使い、ブラック、ブルー、レッドなどの単色を選びました。ハートの模様やラペルのようなフリルが特徴のデザインはロマンティックな雰囲気を醸し出しています。

  • Jocomomola by Sybilla

  • Pepa Loves

  • Anjara

セビリア生まれのデザイナー、アンハラ(Anjara)による官能的なニットデザインも出展されています。彼女のコレクション、「ウィッシュ・フィアー(Wish Fear)」では、新しいカットをニットウェアに採用したデザインが中心となっています。また、経験豊かなデザイナー、シタ・ムル(Sita Murt)のコレクションも出展されています。コーラル、アイボリー、グレー、モーブなどの色をまとったコレクションは、この見本市で打ち出した新たな特色であるファッションジュエリーやバッグのラインによって完成されており、私たちの心を惹きつけていました。

バン‐ドス(Van-Dos)のコレクションにおいても、ニットウェアは大きな特色となっていました。色を和らげたプリントに単色(フォレストグリーン、ライラック、ディープレッド、ブラック、レッド)を組み合わせたデザインや、キャメルのコートを選んで提案していました。また、バン‐ドスによるセカンドラインのMDMも出展されていました。

スポーツにぴったりの足元
ムニック(Munich)の手によって、ツイードがスポーツシューズに生まれ変わりました。きらびやかな光沢、スパンコール、アニマルプリント、ビニール、ベルベット、そしてエナジーカラーをスニーカーに大胆に採り入れており、マーケットにおいてもっとも華やかなスニーカーとなっています。新たな呼び物として、ムニックは、子供向けのモデルがそろう「ベイビー・ゴール(Baby Goal)」のコレクションを出展しました。

  • Munich

  • Munich

  • Vialis Aro

ビアリス・アロ(Vialis Aro)によるスポーツシューズはいっそう都会的です。ビアリス・アロの新しいラインの大きな特色となっている、編みこんだような印象の樹脂性のトウで仕上げたひざ丈のジップアップブーツが私たちを魅了しました。このモデルはグレー、ピンク、ブラック、そしてブラウンなど、さまざまな色で展開されています。このブランドの代名詞であるリングをあしらった、さまざまな色のアンクルスニーカーがコレクションを完成させています。ビアリス・アロは、バルセロナ第3号店を、モダンなボルネ(Born)地区にこのほどオープンしたばかりです。

  • Victoria

  • Victoria

  • Kelme

ビクトリア(Victoria)によるおなじみのキャンバスシューズは、カウプリント、ファーで飾ったトウ、紙をくしゅっと丸めたようなテクスチャー、ツイード、レースのナプキン、ストラス、そしてスパンコールなどを採り入れたモデルチェンジで進化を続けています。ビクトリアのシューズの中でもっとも際立っていたのは、甲部分にゼリー状の素材を用いた靴です。このコレクションは、クラシックなビクトリアのシューズとの違いをいっそう際立たせ、パテントレザーにベルベットの飾りをあしらったスニーカーや、水玉模様のポップなデザイン、さまざまな素材やテクスチャーを組み合わせたブルーチャーなどによって完成されています。

2色使いのコントラストが目を引く、ケルメ(Kelme)のシューズは、スポーツ用というよりはストリートウェア用に考えられたものです。ゴムのソールで、快適なデザインです。

ファッションパーティー
トニ・フランセスク(Toni Francesc)やエチャルト&パノ(Etxart & Panno)などのブースでは、パーティースタイルが提案されていました。まもなくシベレス・マドリード・ファッションウィークでもデビューするカタルーニャ出身のデザイナー、トニ・フランセスクは、ブレッド&バターで「コンテンプラシオン(Contemplación)」コレクションを発表しました。最先端のパターンと、ブラック、パープル、ネイビーブルー、グリーン、ブラウンなどの色彩を用いた、超現実主義的で、自身を見つめなおすようなデザインです。また、エチャルト&パノのコレクションでも濃い目の色合いが選ばれていました。このコレクションは、洗練されたイブニングドレスにぴったり合う織物素材のヘッドドレスやブローチによって完成されています。

  • Raasta

  • Malababa

  • Etxart & Panno

はつらつとしたラースタ(Raasta)の姉妹ブランド、スージー・ウォン(Suzie Wong)によるパーティーデザインでは、より若々しいスタイルが提案されていました。ファブリック、染色と自然な色合い、手作業で仕上げた刺しゅう、そして独自のプリントを追求し、「ハンズ・イン・マイ・ポケット」と題したポスト・グランジのコレクションができあがりました。その一方で、スージー・ウォンは「狂騒の1920年代」に目を向け、ブランドのトレードマークであるタイガーのプリントのドレスにおびただしい数のスパンコールを手作業で縫いつけるなど、手の込んだデザインを生み出しました。スージー・ウォンのデザインは、モスクワのTSUM、香港のハーベイ・ニコルスで販売されています。

パーティースタイルを完成させるなら、マラババ(Malababa)のアクセサリーに勝るものはありません。ファブリックで作った花飾り、樹脂のチェーン、ゴールドのリングを用いたさまざまな色の「ローラ(Lola)」のネックレスは、このブランドのファンにとっての必須アイテムです。メタリックのコーティングをほどこしたマラババのクラッチバッグと、菓子箱のような形のデザインや、柔らかなクロコダイルのレザーを用いた豪華なデザインの「Grossi(グロッシ)」のバッグが、その魅力を競い合いながらこのブースの主役となっています。マラババのコレクションは、ニューヨークのソーホーにある一流ショールーム、オラーテ・ファッサードで取り扱われるようになったばかりです。

ブレッド&バター、2009春夏コレクション