2008年7月08日
ブレッド&バター・バルセロナ:09年夏のニューオーダー

会場風景
概 要:
スペイン出展社数: 91
展示面積: : 130.000㎡
会場 : Fira de Barcelona
コンタクト:
BREAD & butter Berlin GmbH
Münzstrasse 13
D 10178 Berlin
http://www.feriavalencia.com/fimi
次回日程:
2009年1月21-23日
7月2日から4日までの間、89,168人もの来場者がバルセロナ見本市会場(Fira de Barcelona)に足を運び、新しいブレッド&バター・バルセロナを堪能しました。来場者の数はめざましく伸びて、東欧、アメリカ、南米およびアジア諸国などの多様な市場からも新たに来場者が訪れました。「ニューオーダー(New Order)」―さまざまなセクションで新たなものを提供することによる―というテーマのもと、ザ・ソース(The Source)と呼ばれるファブリックの新しいエリアも活用して、このヨーロッパの一流見本市の最新シリーズでは、デニムや、エネルギーあふれる最先端のストリートウェアが提案されました。



ストリートウェアの祝典ブレッド&バターでもっとも人気のあったブースには、たとえて言えばスペインの旗を掲げているような、スペインを代表するブランドがいくつもありました。クスト・バルセロナ(Custo Barcelona)がその良い例です。このデザイナーは、エネルギーあふれるトーンと型にはまらないカットが魅力の新しいライン「ウルトラデニム(Ultradenim)」のジーンズと、初めて手がけたアイウェア、および彼の名前を冠したフレグランスを出品しました。私たちがチョイスしたのは、09春夏用にデザインされたカラフルなチュニックドレスにサーフプリントのシャツ、そして新時代のファブリックでできたボックスプリーツスカートにAラインのジャケットとフレンチスリーブを合わせたコーディネイトです。
クスト・バルセロナ同様若々しく楽しいストリートウェアを提案したのはバルセロナのデスイグアル(Desigual)です。このブランドの広いブースでは新しいデザインを発表する大規模なファッションショーが行われました。「わたしとあなたはそれ以上(Me and you is more)」というテーマのもと、デスイグアルは、落書きの模様ときらきらするディテールをほどこした、Vネックの明るいTシャツドレスや、70年代風のプリントのカラフルなコート、独特の型破りなスカートを追求しました。

Custo Barcelona

Pepa Loves by Pepa Karnero

SkunkFunk
以前はペパ・カルネロ(Pepa Karnero)の名で知られていたペパ・ラブズ(Pepa Loves)には、このブランドの若手デザイナーがシーズンごとにデザインするイラストをベースにしたプリントがあふれていました。一方、スカンクファンク(SkunkFunk)はストリートファッションから距離を置いて、さらに大人のハイストリートファッションというアプローチに傾いています。これはSKFKとして知られており、近々ブティックで販売開始されます。28歳から40歳までの顧客層をターゲットとするこのブランドは、控えめでニュートラルな色合いと、横切るようなカットで表現した東洋と西洋のコントラストが特徴です。
一方では、ジョルディ・ラバンダ(Jordi Labanda)が、前シーズンの大人のスタイルから、パステルカラーやセーラースタイルがお気に入りのもっと若い世代を満足させるようなスタイルに変わっています。彼の独特なイラストがピンクやスカイブルーのTシャツやドレスを埋め尽くしています。さらに現在、20あまりのバッグのデザインもあります。

Jordi Labanda

Jordi Labanda

Raasta
同様にスペインブランドのラースタ(Raasta)ではフレッシュでフェミニンなデザインが楽しめます。慎重にボリューム感を検討し、花柄や幾何学模様をほどこした明るい色のコレクションを提案しています。アシンメトリーなミニドレスは、構造はきちんとしていて、色とりどりのファブリックでできたフリンジが添えられています。そして、かわいくてたまらないショッピングバッグやショルダーバッグとコーディネイトされています。
シマロン(Cimarrón)は、マンゴー、ストロベリー、ミント、オレンジの香りがするカラフルな「アロマティックジーンズ」を提案しています。ギターレ(Guitare)はTシャツを、バオ・ワークス(Vaho Works)はリサイクルした広告用防水シートやタイヤチェンバーを使い、一歩進んだストリートウェアを作りました。

Cimarrón

Lois

Guitare
最先端のシューズカンペール(Camper)のシューズがお楽しみをいっぱいつめてブレッド&バターに登場しました。ブースのひとつには、さまざまな分野のアーチストがカスタマイズしたクラシックスニーカー「ロクスBCN(Locus BCN)」が展示されており、もうひとつのブースでは、その名の通り、地中海から発想を得たシューズを主導する「カンペール・メディテラニアン・スニーカー(Camper Mediterranean Sneaker)」が感激を与えてくれます。ブレッド&バター バルセロナでは、ストラップ付きのサンダルだけではなく、甲の部分にゴムの緒がついたシンプルなビーチサンダルも揃った、カンペールの伝統的なワビ(Wabi)にもお目にかかることができます。また、「プリメロス・パソス(Primeros Pasos)」も新しいラインです。このラインは歩き始めたばかりの小さい子供のためにデザインされています。これらすべてに「ビアンカ(Bianca)」、「アリアドナ(Ariadna)」そして「ラウラ(Laura)」の新しいバージョンを加えて、これからやってくる夏に向けたカンペールの品揃えが完成です。また、このブランドは、9月にマドリードのフエンカラル通りでオープンするブティックや、バルセロナのカサ・カンペールの地下にあるドス・パリーヨスというアジアンスタイルのタパスバーなどでも話題になっています。

Vaho Works

Vaho Works

Locus Barcelona, Camper
エル・ナチュラリスタ(El Naturalista)は、リサイクルされただけではなく、さらにこの後もリサイクル可能な材料から生まれた新しいライン「リサイクルス(Recyclus)」を出品しました。実際に、エル・ナチュラリスタのショップでは容器を用意して、古くなって不要となった「リサイクルス」の商品を顧客が置いていけるようにしています。このラインには、ヒールが強調されたミュールや、モーブのようなくすんだ色合いのメンズのひも靴などがあります。来年夏には、ニュージーランドの原住民からヒントを得たメンズ、レディースの幅広い品揃えのサンダルの中から、エル・ナチュラリスタのファンはお気に入りを選ぶことができるようになります。この心地よく気取らないエコ・コレクションを作りあげるのは、サンド、グリーン、レッド、オレンジ、そしてグレーなどの自然から生まれた色です。

El Naturalista

El Naturalista

El Naturalista
ビアリス(Vialis)の最新ラインのアロ(Aro)には、つま先部分のファブリックを切り落とした2色使いのバレーパンプスや、「ブレッツァ」のような新しい天然素材を使ったものなどがあります。このブランドは、自身の特徴である編みにこだわっており、チョコレートブラウンのディテールをほどこしたゴールドとシルバーを選んでいます。ここのシューズは、ピンキングしたパテントまたはソフトレザーを上品に使っています。今シーズンのマストアイテム、ひものないスニーカーはしなやかで年数を経たような雰囲気があり、レトロなプリムソルも出品されています。これらが揃ってこのブランドのコレクションが完成です。ビアリスは、9月にパリのル・マレー地区Rue Sevignonにパリ第一号店をオープンします。
快適さはスペインのシューズブランド、ビクトリア(Victoria)の最重要ポイントでもあります。ビクトリアは、伝統的な「イングレサ(Inglesa)」のデザインの中で、意外な新バージョンを提案しています。グレーやモーブ、なす紺色やインディゴなど新しい色を使ってグラデーション効果を出したデザインです。また、アーチストがカスタマイズするオプションや、パテントレザーのプリムソルもありますし、形と色がオリジナルのままの、キャンバス地のキャンピングシューズも再デビューしています。
ムニック(Munich)はパステルカラー(イエロー、ピンク、アップルグリーン)を使っています。そして、ビッキーチェックやリバティプリントのバージョンを加えたり、プリーツやきらびやかな水玉模様、メタリック仕上げをほどこしたりもしています。

Vialis Aro

Victoria

Victoria
無限の粋ブレッド&バターには、シックで洗練されたものも提案されています。流れるようなアルマンド・バシ(Armand Basi)のドレスは、60年代風の雰囲気をもつパステルの色合いのドレスで、裾がギャザーになった特色あふれるバギーパンツと競うように注目を集めています。このカタルーニャのブランドは、印象的な花柄やチェック柄、パステルカラーのTシャツなど、男性のワードローブをあらゆる色でいっぱいにします。このブランドのシューズはブレッド&バターにおいてもっとも官能美あふれるもののひとつで、牛の角でできた目もくらむようなヒールがついて、フロント部分の底が厚いサンダルなどがありました。そのスタイルは、洗いざらしのような色合いの帆布製のマキシバッグや、中にリバティプリントの内袋がついたサマーバスケットを添えて完成されます。これらすべてに、アルマンド・バシの新しいロゴと、ピンクとフューシャの2色使いのオリジナルリボンがあしらわれています。

Armand Basi

Armand Basi

Armand Basi
クラシックバレリーナからインスピレーションを受けたベテランのデザイナー、イサベル・デ・ペドロ(Isabel de Pedro)はチュール、オーガンザ、シルク、コットンボイル、リンネルをふんだんに用いた「エン・プンタ(En punta)」を出品しました。彼女のイブニングドレスは、今回初めて黒と白から離れ、ターコイズ、イエロー、チェリー、ライラック、コーラルなどの明るい色合いやアフリカンプリントをとりいれました。色選びがよりいっそう控えめなのはエチャルト&パノ(Etxart & Panno)の礼服のコレクションです。エチャルト&パノは最近サウジアラビアとメキシコに進出しました。
シックなパリっ子の要素を紹介していたのはミモティカ・ミコラ(Mimótica Micola)の若手デザイナー、ラケル・ミコラ(Raquel Micola)で、彼女の来年夏のコレクションにはリバティプリントのフリルがついたラフィアバスケットなどが含まれています。今も変わらず彼女のベストセラーとなっているのは「ウィークエンド(Weekend)」と竹で編んだオリジナルのバスケット「ラ・カヘ(La cage)」で、今回は印象的なパープルとストロベリーレッドを使っています。このシーズンの新作はカールしたチュールをあしらったハンドバッグのロマンチックなラインです。

Isabel de Pedro

Mimótica Micola

デザイナー ラケル・ミコラ
エココンシャスなアンハラ(Anjara)は、天然のファブリックと端正なラインを選んで最新コレクションをデザインしました。その中で、セビリヤ生まれのデザイナー、アンハラはニットファブリックに注目しています。洗練されたコレクションでは、帽子、ネックレス、ベルトなど、服にマッチするアクセサリーもフルラインで提案しています。
清潔感と軽さがキーワードのシタ・ムル(Sita Murt)のコレクションは、着る人をこの上なく満足させるニットドレスで女らしさに寄せるオードを奏でます。

Anjara

Chie Mihara

デザイナー チエ・ミハラ
アルマンド・バシによる牛の角でできたヒールやチエ・ミハラ(Chie Mihara)の独特のデザインは、今回のブレッド&バターのシューズの中で最高にセクシーなものです。チエ・ミハラは、クリーム色からブラウン、グレー、ナチュラルレザー、そしてボトルグリーンにまで及ぶ色を使い、冬から夏までのあらゆる色を表現しています。彼女の中ヒールやハイヒールのシューズは、切り取りや、計算された開きなどがあしらわれ、甲が高く、フロント部分の底が厚いデザインです。それでもなお、落ち着いた大人の魅力があり、そこには、クリーム、ネイビー、そしてディテールにピンクを使って星型のスタッドで飾ったオリジナルのスリートーンシューズの形が時に驚きを与えてくれるという魅力もあるのです。

Pretty Ballerinas

Pretty Ballerinas

Farrutx
プリティ・バレリーナス(Pretty Ballerinas)は、「プリティ・トラベル・パック(Pretty Travel Pack)」のラインで、ジョルス(Jols)のようなバレエフラットに、蛍光色および通気性のある新しい素材を選びました。このブランドにはかかとの開いたデザインや、きわめてしなやかなモカシンも揃っています。伝統的な編み上げのバレエシューズは、冬はオープントウでしたが、夏はかかとの開いたデザインになり、メタリックな色合いや、さまざまな色のスエードのものが出ています。また、メノルカンスタイルの「アバルカ(abarca)」のサンダルでもさまざまな色のスエードが使われています。バレエシューズのいっそう都会的なスタイルで、ハイヒールが登場しました。それは、ストレッチがきいた蛍光色のファブリックを使っており、スポーティで都会的なソールのものです。イブニング用には、ひび割れたような革や手入れされた革を使い、さまざまな高さのヒールがついたもの、リバティスタイルの飾りがあるもの、ヘビ革、黒やアースカラーを使ったデザインなどが揃っています。

The Art Company

The Art Company

Caramelo
ファルッチ(Farrutx)はウェッジまたはプリーツ、もしくは両方を組み合わせたデザインを追求しました。素材には、最高に柔らかいスペイン産のナパ革とパテントを選び、すべてのシューズで、色を組み合わせて使っています。バッグには、より伝統的なものから最高にしなやかなものまで、さまざまな種類のプリーツを提案しています。男性には、シカ皮のモカシンや、レザーのスポーツシューズ・航海用シューズも揃っています。
フレッシュな新作シューズが、ジ・アート・カンパニー(The Art Company)から登場しました。ジグザグしたコルクのウェッジソール、幅の広いストラップ、太いヒールが特徴のモーブのバーシューズ、そしてメンズでは多色使いのレザーもしくは洗いざらしのような色合いのスエードのスニーカーなどが揃います。
ルビのカタランタウン発のヤングブランド、ディー・メラ(D-Mera)はスポーツシューズとバレエシューズで快適さを追求し、パテントの中ヒールの靴ではオリジナルのくぼんだ形を提案しています。

Jaime Mascaró

Van-Dos

Sendra Boots
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