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特集
  • 2007年8月31日

    SIMMマドリード国際ファッションウィーク 次に来るファッション

    • 展示会の様子

  • 概 要:

    出展社数: 600

    展示面積: 30.000㎡

    会場: Feria de Madrid

     

    コンタクト:

    Feria de Madrid (IFEMA)
    28042 Madrid
    Tel.: (+34) 91 772 30 00
    simm@ifema.es

    http://www.semanamoda.ifema.es/

     

    次回日程:

    2007年2月

8月31日から9月2日、マドリード見本市会場で開催された第58回SIMMマドリード国際ファッションウィークでは、800社を超えるファッション企業が08春夏コレクションを発表しました。そのうち約600社はスペイン企業、残りはドイツ、フランス、イタリア、ポルトガル、英国など21カ国の国々でした。SIMMマドリード国際ファッションウィークをいつも訪れている来場者にとっては、今回のエディションでは、スタンドに8つの異なる設計が施され、それが5つのパビリオンに斜めに配置されるという、今までにない新しいイメージが非常に印象的でした。

記念の年

SIMMに出展した企業の中にはブランド創設25周年を祝う企業があります。ニットのスペシャリストでバルセロナ出身のディクトンズ(Dikton’s)は、ラグジュアリーなゴッドマザー、マルティナ・クレインを08春夏シーズンの広告キャンペーンに起用し、25周年を祝います。海外市場に焦点を向けているディクトンズは総生産量の70%を輸出し、ニューヨークのニーマン・マーカスやノードストロームなどの高級店で販売されています。ディクトンズが目指しているのは、08夏のコレクションで革新的な素材とニットとの組み合わせに挑戦した、その非常に繊細なデザインを武器に、ロシア市場での存在感を強化することです。これらの素材は、ガーメントに軽量感をプラスする非常に細いゲージや、紙幣を作るのに用いられているのと同じ植物繊維から作られたバンブーヤーンが特徴です。

  • チャロ・アスコナ

  • ドラップ・バルセロナ

  • ホタ・マス・ヘ

同じく25周年を迎えるブランド、チャロ・アスコナ(Charo Azcona)は、色彩にあふれた2つのラインのパーティーコレクションを発表しています。ひとつはアシッドな強いトーンのもの、もうひとつは美しいアイボリーとゴールドのコンビネーションと合わせたパルテル調の繊細なガーメントが特徴です。パンツとのコーディネートが理想的なバタフライ・スリーブのチュニックは、来年の夏に向けた最高のデザインです。すでにギリシャ、日本、ロシアに進出を果たしているチャロ・アスコナは、この08春夏コレクションのイタリアでの販売を開始する予定です。

同じくパーティーウェアのスペシャリストであるマティルデ・カノ(Matilde Cano)は、この見本市で、南ヨーロッパの海岸からインスピレーションを得たコレクション「プロ・エヘオ(Puro Egeo/透きとおるエーゲ海)」を発表しています。白からインディゴの落ち着いたトーンの軽やかなドレスで構成されています。このコレクションは、7月に南イタリアの都市タラントで開催されたファッションショー、ポルティチ・デスターテ(Portici d’Estate)展でも発表されています。

バルセロナを拠点とするアクセサリー(小物類)メーカー、ドラップ(Drap)にとっても、この見本市は特別なものでした。SIMMマドリード国際ファッションウィークで見せたコレクションでは、天然石をあしらったジュエリーと組み合わせたブロケード(金襴・繻子)と、1920年代と1960年代からインスパイアされたレトロ・スタイルが注目を集めました。コレクションに新しいひねりを加えるために、ドラップは、ビルト・イン型のブレスレットが付いたハンドバッグを発表しました。これは、特別な日のための、ラグジュアリーとコンフォート(快適さ)を兼ね備えたバッグです。先日はニューヨークで売場がオープンし、またラスベガスのショップオープンも間近に控えたドラップの次なる目標は、ミラノで開催されるミペル(Mipel)レザーグッズ国際見本市です。

また、忘れてはならないのは、イビサを拠点とするチャロ・ルイス(Charo Ruiz)やペパ・ボネット(Pepa Bonett)らによって発表されたスーパー・ホワイトの「アド・リブ(ad-lib)」ファッションがあります。

SIMMマドリード国際ファッションウィークの3日間で最もにぎやかだったスタンドのひとつはフラメンコ(Flamenco)のスタンドでした。アジアの豊かさと色彩からインスピレーションを得て、フラメンコは、パステルトーンやアーストーンのダマスク織りのマキシバッグを発表しました。このバッグは、昨シーズンの主役の色であるマジェンタのバッグと見事なコントラストを見せていました。マジェンタ色は、フラメンコの必須アイテムであるレディスとガールズ向けのカフタンにも使われています。

フラメンコのすぐ近くでは、タントラ(Tantra)ブランドのエスニックなデザインがベールを脱ぎました。そのデザインは、プラスチックやパテントレザーに加えて、ヒョウやゼブラプリントが好んで用いられていました。少し離れた場所では、ヨカナ(Yokana)のデザインが私たちを待っていました。ヨカナの評価の基準は、エネルギッシュな色彩のファッションやアクセサリー(小物類)にふさわしいインドの文化です。

  • フラメンコ

  • タントラ

  • ヨカナ

民族調の雰囲気は、モ・バイ・マリア・ロカ(Mo by María Roca)によるハンドバッグやアクセサリー(小物類)にも漂っていました。最も多くの来場者がを運んだスタンドのひとつでした。最新コレクションは、未来的スタイルを探究しながらも、過度にきらきらと光り輝く素材を避け、その代わり、組み合わせやすいパーツに柔らかいテクスチャーを取り入れ、その未来的スタイルをソフトに仕上げたものでした。マキシバッグと小型のハンドバッグは、モ・バイ・マリア・ロカにとって夏の最高トレンドです。ハードタイプの小型ハンドバックは、バイヤーの間でとても高い人気を得てきました。また、大きなメタリックな飾りが付いたプレーンカラーのレザーバッグのラインもあります。モ・バイ・マリア・ロカはアメリカ(ニューヨーク)、イタリア、フランス、ドバイ、英国に販売拠点があります。

ギリシャ、ポルトガル、ロシア、日本のセレクトショップでコレクションの販売を行っているヴァン・ドス(Van-Dos)は、折り紙にインスパイアされた魅力的なコレクションの発表の場にここSIMMを選びました。ヴァン・ドスは、コットン/ルレックス混紡やメタリックリネン製のていねいに作られたガーメントに、幾何学プリントや刺繍を取り入れ、ファブリックをまるで紙のように取り扱った作品を生み出しています。

「ラ・ネナ・バレ・イ・エル・ネネ・タンビエン(La nena vale y el nene también)」は、バスクのイアン・モシュ(Ian Mosh)からの最新ラインです。このラインは赤と白のTシャツで構成され、プリントのメインモチーフとイメージは「ハート」です。重ね合わせとパッチワークの手法が、映りのよいパステルトーンの「シックな漂流者」スタイルを提案するこのメインラインの第一の特徴です。

  • モ・バイ・マリア・ロカ

  • イアン・モシュ

  • ミレイア・ビスベ

9月末にバルセロナでの第一号店オープンを控えたカタルーニャ出身のデザイナー、ミレイア・ビスベ(Mireia Bisbe)は、ていねいなファブリックの選択が特徴のコレクションに加えて、クリスタルメーカー、スワロフスキーのためにデザインされた豪華なドレスを発表しました。このブランドが目指しているのは、たとえそれが、よりクラッシックであっても、あるいはより若いスタイルのブティック向けであったとしても、さまざまな人々の要求を満たすために、すべてのお客様が望みどおりにガーメントを組み合わせられるようにすることです。ミレイア・ビスベのコレクションの色のパレットには、ナチュラルトーン(グレイ、ベージュ、黄褐色など)から、より生き生きとした、しかし決してけばけばしくはない色まで、様々な色が並んでいます。

若い出展ブランドの中で、スペインファッションへの貢献も大きく、今回のSIMMマドリード国際ファッションウィークでも特に目立っていたのは、女性2人のデザイナーズデュオ、ソリタス(Solitas)のコレクションでした。カディス出身のこのデザイナー・デュオは、ウルトラ・フェミニンで繊細なガーメントのイメージを生み出すために、ウォーター・サイクルからインスピレーションを得ました。「ロス・パライソス・デ・ソリタ(Los paraísos de Solita)」のタイトルを持つこのコレクションは、軽いコットンとライクラの作品で構成されています。

  • ミルト

  • イオン・フィス

  • イオン・フィス

バスク地方出身のイオン・フィス(Ion Fiz)は、SIMMマドリード国際ファッションウィークで、彼のファースト・ラインに加えて、より購入しやすくスポーティーなライン「セリエB」を発表しました。ファースト・ラインでは、パステルトーン(淡褐色、ピンク、ブルー)や夜のお出かけ用のブラックの天然ファブリックを用い、一方、セカンド・ライン「セリエB」は、ゴールド・カラー、パッチワーク、アーストーン、リバティ・プリントなどが特徴で、またひとつのガーメント、特にTシャツを好んでラインナップしています。07/08秋冬コレクションから、イオン・フィスはアラブ諸国(リヤド)へ進出しています。イオン・フィスの次回の見本市の参加は1月に開催予定のグアダラハラ(メキシコ)のインテルモーダ見本市(Intermoda Fair)の予定です。