子犬のトゥーラ、猫のトゥリニとドローレス
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2010年8月20日
たった5年前に創設されたばかりのドローレス・プロメサス(Dolores Promesas)は、いまやスペインにおいてもっとも前途有望なファッション企業のひとつです。このブランドの、創造されたキャラクターであるドローレス・プロメサスを支えているのがレジェンダ・ペルソナル(Leyenda Personal)社とデザイナーのミリアム・ピンタード(Miriam Pintado)です。まさにリアルなブランド、ドローレス・プロメサスは、ここから見事に生み出されました。
ブランド独自の理念ときわめて明確な目標を掲げる同社のマーケティングディレクターであるハビエル・ラペーニャ氏が、ブランドの主役であるドローレス・プロメサスの個性的な物語や独自の世界についてのみならず、前途有望なこの新しいブランドの企業としての歩みについても、進んで語ってくれました。
ドローレス・プロメサスは物語を描くブランドです。このブランドの背景にあるのはどんな物語ですか?
ドローレスの人生、その持ち味などをたった数行でまとめるのは難しいことです。ドローレスはある種の経験を重ねて自分自身の人生を生きる仮想のキャラクターです。彼女の身に起こる出来事は彼女の人生に影響を与えます。
彼女のウェブサイトでこの人生が詳細に描かれているのは事実ですが、それは、あらゆる意味において彼女を定義するきわめて情緒的かつ情熱的な人生であると言えるでしょう。その結果、ファッションデザイナーになるという大きな夢を彼女が実現するとき、それはすべて彼女のクリエイティビティに反映されるのです。
当社を支えるのは、社会学の学位を持ち、ファッション界で何年も活躍してきた若き起業家、ミリアム・ピンタードです。2005年、彼女はドローレス・プロメサスのファーストコレクションをマーケットに投入し、2008年にはマドリードのデセンガーニョ通り(Calle Desengaño)に初めてショップをオープンしました。これが当ブランドの旗艦店です。
この名前をつけたのはなぜですか?
ドローレス自身が物語の中で述べている通り、「ドローレス・プロメサス」という名前は人生の縮図のようなものです。「ドローレス」(スペイン語で苦悩、痛みの意)は過去、それも時に嵐のように荒れたつらい過去との関わりを示しています。そして「プロメサス」(スペイン語で約束の意)は、喜びと希望に満ちあふれ、良いことをたくさんもたらしてくれる未来を示しています。
それぞれのコレクションを創り上げるにあたり、彼女にインスピレーションを与えているものは何ですか?
ドローレスは自分自身の人生からいつも大きなインスピレーションを受けています。たとえば彼女のペットたち(子犬のトゥーラ(Tula)と猫のトゥリニ(Trini))や親友のペパ(Pepa)などです。しかし、一方で彼女は、状況や感情、彼女の祖母および祖母が営んでいた小間物店の記憶、そして現代的な考え方の母親の記憶など、他の物事からもインスピレーションを受けています。さらに、言うまでもなく、恋に落ちることと失恋することという、彼女の物語において根幹をなす二大テーマからもインスピレーションを受けています。
マドリードと南スペインはまったく異なる地域ですが、どちらもドローレス・プロメサスの人生において大きな役割を果たしています。なぜなのかご説明いただけますか?
そうですね、このふたつの地域は地理的にも気候の面でも大きく異なっています。しかし、どちらの地域においても、ドローレスは人生を歩み、恋をして、悩み、彼女のその後の人生に影響をおよぼす感情や感覚を見いだしています。
ドローレスは仮想のキャラクターですが、ドローレスの物語には自叙伝的な要素がどれくらいあるのですか?
これは特定の人を映した物語ではありません。逆に、この物語が映しているのは、起こっている出来事や経験、そして何よりも、達成、楽観、前向きな姿勢といったドローレスの人生に息づいているスピリットを何らかの形で共有する多くの人々の現実なのです。
ファイティングスピリットや楽観などのほかに、どのような特質がドローレス・プロメサスというブランドを定義するとお考えですか?
そのような特質がまちがいなく重要なものだと思いますが、彼女の創造するものの中には、さらにもっと多くのことが含まれています。それは情緒や知性、感情などです。