「マリリン」2010春夏コレクション
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2010年1月18日
ウルスラ・マスカロ(Úrsula Mascaró)は、シューズブランドのマスカロ(Mascaró)一族の3代目です。2005年に彼女の夫、ダビッド・ベル(David Bell)がバレリーナシューズを販売するオンラインショップを立ち上げました。1918年に始まった一族の事業の原点であるバレリーナシューズに敬意を表したものです。
それから5年が経ち、セレブリティやファッショニスタたちに愛されてきたこのブランドは、ニューヨーク、ロンドン、マドリード、モントリオールにショップをオープンしています。マスカロにおいては異端児のような、色彩も用途も多彩なシューズのブランド、プリティ・バレリーナス(Pretty Ballerinas)の「生みの親」であるダビッド・ベル氏が、そのきっかけをお話してくれました。
プリティ・バレリーナスはインターネットからスタートしましたが、これはスペインにおいてはかなり珍しいケースです。バレリーナシューズはオンライン販売にもっとも適した種類のシューズなのですか?
私たちはオンラインで何かやりたいと思っていました。また、バレリーナシューズがヨーロッパでもアジアでもよく売れることがわかっていました。オンライン販売では、商品のシューズを履いてみることができないわけですから、多くの商品が返品される可能性がありました。でも、バレリーナシューズについては、それは問題にはなりませんでした。マスカロには40年以上も使用され続けてきた木型があるからです。また、私たちは、自分たちのクリエイティブな才能や商業的スキル、そしてバレリーナシューズ事業で89年間培ってきた経験を広く活かせるような国際的な舞台を求めていました。
現在、プリティ・バレリーナスはクラウディア・シファーやカイリー・ミノーグ、リンジー・ローハン、リリー・アレン、そしてレティシア皇太子妃に至るまで、さまざまなセレブリティと強いつながりを持っていますが、どのようにしてこのようなセレブたちにブランドの魅力を伝えてきたのですか?
私たちはただ、このブランドを立ち上げただけで、どのようにかは分かりませんが、彼女たちが当社の商品を購入してくれるようになったのです。私たちは、世界各国にPRエージェントを配置して、パパラッチによる写真に目を通し、当社のシューズを履いている有名人をチェックするのです。セレブが当社のシューズを愛用してくださっているのは大きな要素ですが、私たちがこの事実をPRしなければ、誰も気づかなかったでしょうね。
プリティ・バレリーナスのデザインには「オードリー(Audrey)」、「マリリン(Marilyn)」などの名前が付いていますが、プリティ・バレリーナスにとって映画の世界はどのような重要性があるのですか?
オードリー・ヘップバーンが活躍していた1960年代は、バレリーナシューズの黄金期でした。ですから、それぞれのシューズにこの魅力あふれる映画の世界に由来する名前をつけることは理にかなっているように思いました。しかしこのことは、最終的にシューズを履かれるお客様のことを念頭に置いた戦略的な考えでもありました。工房では、商品にはすべて番号がついていますが、それではあまり詩的な美しさがありません。サイズ39のオードリーがぴったりであるならば、その人はその他のオードリーのコレクションも履くことができるという考え方です。2010/11秋冬コレクションでは、グレース・ケリーからとった「グレース(Grace)」という名の新しい木型を用意しています。ちょっぴり高さと幅のあるつま先が特徴です。見本市では大変好評でした。