
1980年、ラ・コルーニャに生まれたマリア・バロス(María Barros)はマドリードのヨーロッパ・デザイン専門学校でファッションデザインを学びました。テキスタイル企業カデナ(Cadena)社とファッションデザイナー、モデスト・ロンバ(Modesto Lomba)の元での研修を経て、2000年、ファッションの勉強を続けるためミラノへ移り、(「ヴォーグ・イタリア」のディレクター)フランカ・ソッツァーニ(Franca Sozzani)に師事し、論文を書き上げました。その集大成としてバロスが制作したコレクションは、ウエラ・ロバコス・イタリーによって選ばれ、ミラノでのファッションショー・デビューのきっかけとなりました。
2001年9月21日、21歳のとき、マリア・バロスは、カメラ・ナツィオナーレ・デラ・モーダ・イタリアーナでのコラボでモエ・エ・シャンドン・ヤング・ファッション・トリビュート賞を受賞しました。この受賞がバロスのミラノ・ファッションウィークへのデビューの足がかりとなりました。ミラノ・ファッションウィークで、バロスは、カメラ・ナツィオナーレ・デラ・モーダ・イタリアーナが主催したファッションショーの舞台で、「From Nature to Art(自然から芸術へ)」と題したコレクションを発表しました。この華々しいスタートの後、彼女はキャリアを積むために、まず、ミラノのプピ・ソラリのチームに参加し、その後、フィレンツェのロベルト・カバッリのスタジオで活躍しました。こうしたファッション・ブランドとの親密な関係により、バロスは、2003年4月、自社ブランド、エイロア・ポル・マリア・バロス(Ëiroa por María Barros)を創設しました。企業以来、心身のすべてを自身のブランドに注いでいます。
マリア・バロスは、現在、ファッションと流行から少し距離を置き、時代を超越したガーメントへの愛情に傾倒しています。シーズンを重ねても、その美しさと非の打ちどころのないパターン・カットは決して失われることはありません。彼女は、常に流行の中にあるクラシカルなエレガンスを選び、その繊細なハーモニーが彼女を象徴するスタイルとなっています。バロスは、ちょっと風変わりなガーメントの実験に情熱を注いでいます。実際にショーで発表することはありませんが、自分を表現するのを助けてくれる大切なものなのだと、バロンは認めています。彼女のブランド、エイロア・ポル・マリア・バロスは、今まさに完璧を極めようとする創造性を備えた最高級のクチュールラインで、その「知的で聡明な」趣と魅力が、イタリア人からも賞賛されています。
スペインのファッションシーンでは、マリア・バロスは2003年9月のバルセロナ・コレクション(ガウディ)を皮切りに、2004年9月以来、ミラノ・ファッションウィークでもコレクションの発表を行い、ファッション・ワーク・ライブラリー・クラブでの数々のイベントにも参加しています。このミラノで、批評家をはじめ、多くの人々から賞賛を浴びたバロンは、彼女の力のすべてをイタリアに集中し、大きな目標である国際進出に着手するために、スペイン・コレクションへの出展をあきらめました。そして2005年、バロンはイタリアでコレクションの制作を開始しました。現在、彼女は、定期的に、スワロフスキーやミューニックなどのブランドと一緒に仕事をしています。そして、近い将来、アメリカとアジアの両市場へ進出する計画を立てています。