
フアン・ビダル(Juan Vidal)は、代々続く仕立て屋一家の4代目としてアリカンテのエルダで生まれました。子供の頃すでに才能を表し、弱冠 15歳で初めて作品をデザインしました。のちにバルセロナ大学で美術を学びはじめたものの、学部を修了した時点で考え直し、フェリシダ・ドゥセ・デザイン・スクール(Felicidad Duce Design School)のファッションコースに移りました。
先生にすすめられて2005年9月にバルセロナのモダファド(ModaFAD)に参加し、ベストコレクション賞を受賞しました。翌年、ブレッド&バター・バルセロナとバルセロナ・コレクション(2006年7月)でプロとして初めてのコレクションを発表しました。それから、バルセロナ・コレクション、ガウディ・ノビアス、バルセロナ・ブライダル・ウィーク、エゴ・シベレス、南カディスとバレンシアのファッションウィークなどで次々と成功を収めていきました。
2009年にはレブロンのベストコレクション賞を受賞し、2010年にはテンデンシアス・モダ・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞を獲得。2011年には、2011秋冬コレクションと2012春夏コレクションがペロンダのベストコレクション賞を受けました。
10月にはパリの国際的な見本市ジップ・ゾーンに参加し、海外のバイヤーからすばらしい反響がありました。ビダルにとって、2011年は国際的な舞台へと躍進するうえで鍵となる一年でした。
ビダルが美術の教育を受けていることは、色の使い方でわかります。というのも、明らかに印象派の影響を受けているからです。さらに、重量感のとらえ方は建築学的です。それはファブリックの使い方にも表れていて、見事な刺繍やアップリケなどの熟練したテクニックで独自のタッチが加えられています。フアン・ビダルの作品は、とてもおしゃれで繊細な女性を想定しています。その女性は、未来に目を向けながらも、古典的な文化にも親しみがあり、ディテールの価値を理解しています。
フアン・ビダルのコレクションは、エルダ(アリカンテ)のラモン・ホルヘ通り14番地のショップで手に入れることができます。また、セレクトショップでも販売しており、マドリードの「ギャラリー」とアリカンテの「アロルト(Harolt)」に加え、バレンシアにもう一軒設けられる予定です。