マヤ・カルバハル・アレックス=ハンセン、通称マヤ・ハンセンは、彼女の名前を冠するブランドの母です。マドリード工科大学のデザイン科を優秀な成績で卒業し、スペイン人デザイナー、ハビエル・ララインサーのもとで修行を積んだあと、2004年に自らのブランドを設立し、新進のビスチェデザイナーとなりました。
ブランド「マヤ・ハンセン」はビスチェに特化し、18世紀末のようにコルセットをアウターとして復活させようというオリジナルプロジェクトです。彼女のコレクションは、コルセットドレス、スカート、ケープレット、ミニハット、ニッカボッカーズ、オーバースカートといったフェティッシュなアイテムから構成されており、魅力的で、エレガントで、洗練された、個性豊かな女性をターゲットにしています。
コルセット類はブレードやトリミング付きのプリントコットン、トワール、ブロケードといった素材でつくられており、メインカラーにちなんだ「ブラック」、鮮やかなピンクが特徴の「ファニー」、高級生地を使用した「クチュール」、スペシャルな花嫁のための「ブライダル」といういくつかのラインに分かれています。
2006年~2009年の数年にわたって、ハンセンのビスチェはヨーロッパ有数のゴシック・フェスティバルであるウェーブ・ゴシック・トレッフェンで披露され、彼女はバイオリニストのエリカ・ノッコルスのアメリカツアー用衣装デザインを依頼されました。また2007年4月に、ハンセンは世界的雑誌「エレジー」の表紙に掲載されました。2007年と2008年、イギリス、フランス、オランダ、ドイツ、リトアニアで商品を販売するようになり、海外進出を果たしました。また、そのわずか1年後の2009年にはアメリカと日本市場にもデビューしたのです。
マヤの服はトップセレブたちからも愛されており、2011年5月にはレディー・ガガが、新曲を披露する際に「クイーンズ・オブ・スペイン」コレクションからのトータルコーディネートでアメリカのテレビ番組に出演し、世界中で大好評を博しました。
ハンセンは多数のファッション・デザイン関連賞を受賞しており、バルセロナで開催されるガウディやバレンシア・ファッションウィーク、シベレス(マドリード・ファッションウィーク)といったスペインの主要キャットウォークに参加し、2010年9月のシベレスでは「レース・ウィングス」コレクションが最優秀コレクションに贈られるロレアル賞に輝きました。なお、記念すべきシベレスデビュー作となった2012春夏コレクション「ノッティド」のショーのフィナーレでは、スワロフスキーとのパートナーシップでつくられたジュエルビスチェ姿のハンセンが登場しました。