
スペイン生まれのホアキン・トリアス(Joaquín Trías)は、独学でデザイナーとなり、33歳という若さで国際的な名声を得ています。彼は、構成、テクスチャー、ボリュームを徹底的に検討することにより、モダンで普遍的な、時代に流されないブランドを創り上げてきました。そこには、すっきり整ったエレガントなラインと、彼の祖母で、巨匠クリストバル・バレンシアガ(Cristóbal Balenciaga)のモデルでありミューズであったフリーダ・トリアス(Frida Trías)によってもたらされた思慮深さが備わっています。
リサーチを重ね、新しいファブリックを取り入れた、プロポーションとボリューム、そして幾何学的なカットが、このブランドのトレードマークとなっています。
彼のファーストコレクション、「リネアル・スタディ(Lineal Study)」は、2009年9月にニューヨーク・ファッションウィークで発表されました。以来、彼は毎シーズンこの舞台に登場しています。セカンドコレクションの「バーティカル・ストレングス(Vertical Strength)」は、そのコレクション名が示唆するように、超フェミニンなシルエットを生み出すためにレイヤーやプリーツを組み合わせた、縦方向の流れにあらがうようなウェアが特色となっていました。最新コレクションの「シーズド・ムーブメント(Seized Movement)」では、プロポーションとボリュームのコントラストを打ち出しているだけでなく、カンガルーの革を用いた、初のベルトとシューズのミニコレクションも制作しています。
結果として生まれるのは、モダンで普遍的な、時代に流されないスタイルであり、直線的な構造に対して工学的側面から挑む、尊敬すべき姿勢が表れています。そのスタイルは、意志が強く、独特でクールな、そして誰もが近づきたいと思う「トリアス的女性」のために創り上げられます。
サードコレクションの発表後、トリアスは事業拡大をスタートし、ニューヨーク、パリ、ロンドン、アントワープといった主要都市のセレクトショップに展開しています。さらに、日本や中国などのアジア市場にも進出しています。