カスタニェールは1927年に創業し、農場労働者向けのエスパドリーユを製造していました。1960年代後半にイザベル・カスタニェールが登場したことで、この家族経営企業はターニングポイントをむかえました。彼女はファッションシーンにエスパドリーユのニッチマーケットを見出したのです。
彼女のエスパドリーユのデザインは非常な人気を博し、イブ・サンローランなどのトップデザイナーのショーでも使用されました。このスペイン企業はしだいに多種多様なバージョン、カラー、モデルを発表するようになりました。斬新なアイテムはフランス、イギリス、ドイツ、イタリア、北米の市場の注意を引き付けました。カスタニェールはエルメス、ディオール、セリーヌ、ケンゾー、アルマーニなどのラグジュアリーブランドのためにコレクションをデザインしてきました。現在、レディス、メンズ、キッズラインに加えて、小物ラインもあり、夏になると白一色の美しいブライダルコレクションを発表しています。
コレクションはバルセロナ、マドリード、バレンシア、マルベーリャ、セビリア、パリにある直営店やオンラインショップで販売されています。さらに現在、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど35カ国以上のセレクトショップを通じて事業を展開しており、輸出比率は80%です。イタリアが最大の海外市場であり、日本、フランスが続きます。なお、一流の販売拠点として、パリのボン・マルシェ百貨店やギャラリー・ラファイエット、東京にオープンしたショッピングセンター、ルミネ有楽町などが名を連ねています。