
1986年にイグナシオ・マレット、フェルナンド・サーロ、アントニオ・ミロはセロナに会社を設立しました。型にはまらない、知的で革新的な顧客を対象に、アバンギャルドなショップ「Groc」をオープンし、70年代には、すでにデザイナーとしての名声を博していました。
アントニオ・ミロの世界は地中海、バルセロナ、アート、建築、および音楽と密接に結び付いています。彼のコレクションはプレーンでシンプルであり、クオリティーとディテールへ配慮をはらっているのがよくわかります。
アントニオ・ミロは、カタログやファッションショーの制作に関わったさまざまな分野のアーティストたちとの関係を大切にしています。これらのアーティストには、ジョン・マルコビッチ、坂本龍一、アントニオ・カナレス、ビガス・ルナ、ヤニック・ノア、ケタマ、マリスカル、ジョルディ・モラなどがいます。また彼はトニー・バーナッド、スティーブン・クライン、デービッド・ラシャペル、ザビ・リベラ、マリア・エスペウス、オウツミュロ、ヴァロンラットなどの写真家とも一緒に仕事をしてきました。
1987年に、スペインのベストデザイナーに贈られるクリストバル・バレンシアガ賞を受賞しました。1992年にはバルセロナオリンピックの衣装デザイナーに選ばれ、1997年にはリセウ大劇場の新しい緞帳のデザイナーに選ばれました。2000年には彼のファッション界での功績に対してFadメダルが贈られました。彼はパリ、ミラノ、フィレンツェ、東京、ニューヨークをはじめとする海外の多数のファッションショーでもコレクションを発表してきました。2001年にはマドリードコレクション(シベレス)でベスト秋冬コレクション賞を受賞し、その仕事ぶりは世界的な名声を博しています。
現在アントニオ・ミロはメンズとレディスのコレクションをデザインし、それらを直接流通・販売しています。彼はTwenty(Marithe Francoise Girbaud)との合弁事業による「ミロ・ジーンズ」というセカンドラインも持っており、アクセサリーや小物(腕時計、アイウエア、レザーグッズ)のラインも持っています。
同社はスペイン国内ではバルセロナ、マドリード、およびビルバオにショップを持ち、日本にも進出しています。主な海外市場は日本とイギリスです。同社のコレクションはハロッズ、Harvey Nichols、伊勢丹、Flannels、Fidelio、Swank Shop、Barney’sなどの一流ブティックや百貨店で扱われています。
2003年2月のバルセロナコレクション(ガウディ)で、アントニオ・ミロにアントニオ・ガウディ・モダバルセロナ賞が授与されました。