
アルマ・アギラール(Alma Aguilar)は1976年1月、マドリードの芸術とつながりの深い家庭に生まれました。彼女はスクール・オブ・インダストリアル・テクニークスでデザインとパターンデザインを学んだ後、ラウラ・モンテロ(Laura Montero)、パコ・カサード(Paco Casado)、デボタ&ロンバ(Devota & Lomba)といったデザイナーのアトリエでプロとしての訓練を積みます。中でもデボタ&ロンバのアトリエでは存分にその才能を伸ばすことができました。
1998年5月、アルマ・アギラールと名付けた自分の会社を設立した彼女は、マドリードの小さなアトリエで、1999年夏に向けた初のプレタポルテコレクションを制作しました。そして自分の作品を扱う販売拠点をスペイン国内に6ヶ所確保したのです。1999年2月にはセカンドコレクション(1999/2000秋冬)をマドリード・ファッションウィーク(SIMM)で発表しました。
1999年4月17日、マドリードのホルヘ・フアン(Jorge Juan)通りにアルマ・アギラールショップの第1号店がオープンしました(その後ビジャヌエバ通り(Calle Villanueva)に移転)。同年10月には、3番目のコレクション(2000春夏)を発表し、このコレクションで海外進出も開始しました。
2001年9月にはわずか25歳でマドリードコレクション(シベレス)にデビュー、7番目の2002年春夏コレクションを発表しました。イタリアの『コレッツィオーニ』、ロンドンの『ウォールペーパー』および『スプルース』、ドイツの『ハンデルスブラット』、ニューヨークの『ファッションショーズ』、ドイツの『TMファクツ・オブ・ファッション』、オーストリアの『テキスタイル・ゼイトゥング』など、海外のメディアからも幅広く注目を集めました。それ以後、彼女はすべてのコレクションをシベレスのファッションショーで発表しています。
2003年5月、彼女は娘のアレグラ(Allegra)を出産しました。この娘の名前は、より身近なコンセプトの彼女のセカンドラインの名前となりました。さらに、アレグラからインスピレーションを得た子供向けのライン、「ミニ・デ・アルマ・アギラール(Mini de Alma Aguilar)」が2010年に誕生しました。
アルマ・アギラールは数多くのプロジェクトに参加してきました。たとえば、「12着、東京へ(12 trajes para Tokio)」という展示会は、セルバンテス文化センターにおいて、日本でのスペインファッションを紹介したもので、後に北京やミラノへ舞台を移し、現在でも世界を巡っています。アルマが自分の作品を提供したもうひとつの展示会は、ニューヨークのスパニッシュ・インスティテュートによるもので、2007年10月に開催されました。
彼女は2007年に初めてアクセサリーのデザインを手がけました。「ライク(Like)」と名付けられた「ソーイング」バッグは、セミオーダーメイドで、シリアルナンバーがつけられた数量限定品です。2009年には初のクチュールのコレクションを披露しました。これは大成功をおさめ、専門誌やクライアントの大きな関心を集めました。
アルマ・アギラールはこれまでの12年あまりのキャリアにおいて、24のコレクションを発表してきました。ぶれることのない独自のアイデンティティと、繊細かつこだわり抜いた作品群によって、アルマ・アギラールは国際的にもっとも認知度の高いスペイン人デザイナーのひとりとなりました。そして、さらなる成長と発展を目指しており、大きな可能性を秘めています。