
2011年12月19日
2年連続で赤字を計上したスペインのファッショングループ、コルテフィエルが2010年は2968万ユーロの純利益を達成しました。
不況が吹き荒れるなか、一流の経営手法と、堅実かつ革新的なビジネス戦略が、コルテフィエル(Cortefiel)グループの切り札です。ベンチャーキャピタルファンドのCVCやペルミラ、PAIなどの支援を受けた同グループは、2011年2月期に黒字化を達成しました。純利益は2968万ユーロに達し、過去2年度で蓄積した2400万ユーロの赤字を取り返す結果となりました。
この成果は、コルテフィエルが行った事業再編がもたらしたものです。コルテフィエルは事業再編計画に基づき債務を削減したほか、グループ傘下の主なブランドに支援を提供しました。傘下ブランドとしては、コルテフィエル、ペドロ・デル・イエロ(Pedro del Hierro)、スプリングフィールド(Springfield)、フィフティ・ファクトリー(Fifty Factory)、ウーマン・シークレット(Women’s Secret)、アントニオ・ミロ・スタジオ(Antonio Miró Studio)があります。
2010年の営業利益は60%増加し、1億4100万ユーロに達しました。一方で、店舗網の再編が原因で売上高は1%減少し、9億3690万ユーロとなりました。
チェーン別に見ると、スプリングフィールドが売上高の40%を占め、僅差でコルテフィエル(39.1%)がこれに続いています。残りは、ウーマン・シークレットをはじめ、その他のブランドに分散しています。
コルテフィエルは現在、中国など急成長中の新興市場での事業展開を目指し、海外市場に注力することで収益性を確保しようとしています。現時点では61ヵ国に1771店舗を展開しており、スペイン国内の売上高が全体の76%を占めています。